老後を老人ホームや介護施設で過ごす人も増えていますが、やはり老後は住み慣れた家でゆっくりと過ごしたいと考える人も多いものです。
在宅介護のメリットとしては、家族が近くにいることで安心感を得られるということがあげられます。生活拠点が変わるとそれに慣れるまで大きな負担になりますが、自宅であれば慣れているため安心して過ごすことができるのです。
さらに、老人ホームなどの施設に入居することを考えると費用の負担が少ないこともメリットといえるでしょう。介護を受ける人が比較的軽度の状態であれば、介護をする側の家族の負担も少なく済みます。
逆に介護度が高くなると家族の負担が大きくなりますので、介護を受ける側も行う側もより楽になれる方法も考えていきたいところです。
在宅介護を楽にする方法としては、訪問介護を利用するということがあげられます。訪問介護はスタッフが利用者の自宅に訪れて介護を行うサービスです。食事・排泄・入浴をサポートする身体介助だけでなく、料理や掃除、買い物などをサポートする生活援助も提供しています。
こうしたサービスを利用すれば、介護を行う家族の負担も減らすことができますし、一人暮らしの高齢者にも心強いサービスです。
またデイサービスを利用すれば日帰りで様々なサービスを受けることができます。自宅ばかりで過ごすのではなく、定期的に外に出ることにより、施設のスタッフや他の利用者とコミュニケーションを取れることもメリットといえるでしょう。